ロボットセルと安全柵設計

ロボットセルは、高速かつ高エネルギーな動作、複雑な設備連携、そしてメンテナンスや調整のための人の出入りが発生する、リスクの高い領域です。 安全対策を後付けすると、再設計や工程の遅延、不要な複雑化を招く原因になります。 そのため、安全はロボットセルの設計初期から組み込むことが不可欠です。

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産業用ロボットは動作が高速かつ可動範囲も広く、安全管理が難しい特性を持っています。さらに複数の工程が同一空間で稼働することで、リスクはより複雑になります。こうしたリスクを適切に把握し、安全なロボットセルを設計するためには、初期段階でのリスクアセスメントが不可欠です。また、セットアップやメンテナンス、トラブル対応のために人が介入する必要があり、安全性とアクセス性の両立も求められます。

体系的な安全設計がなされていない場合、以下のような問題が発生します:

  • ロボットエリアと作業者エリアの区分が不明確
  • 安全性を確保できていない、または不適切に配置された出入口
  • 不十分な安全対策による生産停止や効率低下
  • 安全性と作業性のバランスが取れない設計

ロボットセルの安全性を確保するためには、固定安全柵・フェンス、インターロックドア、ライトカーテンやセーフティスキャナーなど、複数の対策を組み合わせる必要があります。安全扉や露出した機械防護などの重要箇所については、ボラード(ガードポール)やフォークリフトガードなどの衝撃保護システムを用いて、衝突リスクからの保護も必要です。

安全で効率的なロボットセル設計

Axelentは、安全パートナーとして、自動化インテグレーターが安全性と規格適合を満たしつつ、実際のワークフローに適したロボットセルを設計できるよう支援します。

当社のモジュール型機械防護システム、インターロックドア、および衝撃保護は、ロボットセルや周辺設備への統合を前提に設計されており、迅速な設置と現場での柔軟な調整が可能です。

ロボットセルの安全性とシステム統合を支援するポイント

  • モジュール型の機械防護システムにより、明確な安全ゾーンを設計
  • インターロックドアによる、安全で制御された出入口の管理
  • ボラードやバリアなどの衝撃保護により、重要エリアを確実に保護

これらのモジュール型で統合しやすいソリューションと設計支援を組み合わせることで、エンジニアリング工数を削減し、サプライヤー間の統合を効率化します。さらに、高い生産性を維持しながら、予測可能で拡張性の高いシステム構築を実現します。

工場内の安全柵フェンスで囲まれたセル内で動作する産業用ロボット
産業セルで金属部品を溶接している二つのロボットアーム

コンプライアンスを初期設計から

工程の後半で安全対策を追加すると、再設計や遅延、追加承認の発生につながります。初期段階から安全を設計に組み込むことで、これらの問題を回避し、検証プロセスを円滑に進めることができます。

Axelentは、ISO 12100、ISO 14120、ISO 13857およびANSI規格に準拠した安全ソリューションを提供し、プロジェクト初期からコンプライアンス対応を支援します。設計初期に機械防護、アクセス制御、ゾーニングを統合することで、運用に影響を与えることなく、検証および承認プロセスを効率化します。これにより、スペースを有効活用しながら、将来的な拡張にも柔軟に対応できるシステム構築が可能になります。

プロジェクトを次のステップへ

  • 安全設計に活用できるCADデータや図面をダウンロードする
  • プロジェクトやコンプライアンス要件に対応する各種資料・リソースを確認する
  • Axelent Safety Designでソリューションを設計・計画する
Axelent Safety Designのデジタル設計ツール

お問い合わせ

自動化・ロボットプロジェクトにおける安全対策についてお困りではありませんか? システム連携やインターフェース、統合に関する課題についてもご相談いただけます。 当社の安全専門チームが、計画から立ち上げまでプロジェクト全体を通じて迅速かつ的確にサポートします。

レイアウト図や要件をお送りいただければ、システムの性能を損なうことなく、安全性を高める最適なソリューションをご提案します。